トシです!
FXでは次の2つの方法で利益を上げることができます。
- 安い時に「買い」、値上がりしてから「売る」
- 高い時に「売り」、値下がりしてから「買う」
これからFXを始めようとする時、ここでまず足が止まってしまうことが多いようです。
私も初めはそうでした。
とりあえずFXやろう!と思い立ってFXを始めた私にとって、「売り」からの取引ってしばらく意味不明でした笑
この記事では、初心者でもすぐに「売り」から入る取引が理解できるように、分かりやすく解説していきたいと思います。
とりあえず結論。FXの注文で「売り」「買い」の名前にとらわれない!
- 通貨が値上がりすると思ったら「買い」
- 通貨が値下がりすると思ったら「売り」
「売り」とか「買い」とか名前がついてるからややこしくなるんです。
「売る」「買う」のイメージはいったん捨てましょう笑
売ってから買い戻す!?
私がFXを始めようと色々調べていた時、
FXの売りとは
1ドル100円の時に100ドル借りて、それを売ったとします。
その後1ドル90円に下がった時に100ドル購入して返済しました。
これで1000円の利益が出ましたね!(ドヤッ)
このようにFXでは先に売ってあとから買い戻すことで利益を上げる方法があります。
みたいな解説が多かったんですよね。
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借りたものを売ってあとから買い戻す?
恐ろしくてそんなことできるか!って思いました笑
でもこの説明、正しくなかったんですよねー。
とにかく初めは「売る」とか「買う」とか(もちろん「借りる」とかもないですから)いったん考えるのやめましょう。
FXの仕組みを少し詳しく理解しよう
FXは株のような現物取引ではなく、差金取引です。
差金取引は決済ありきの取引で、実際に通貨を手にすることはありません。
たとえばFXで100ドルを「買った」としても、100ドルが自分のものになっているわけではないんです。
当然自分の口座のお金は減らないし、100ドル入金されることもありません。
もっと言うと、この100ドルはいつか「売って」決済しないといけないんです。
決済をしたときに利益があれば口座にお金が増え、損失があれば口座からお金を支払います。
ここで初めてお金が動くわけですね。
ドルを「買って」保有しているわけではないんです。
これ重要です。
FXの「売り」とは?2つの考え方
実際にFXには2つの売り注文があります。
この通貨下がりそうだ→「売り」
FXで新しく取引を始めるとき、通貨が下がりそうだと思ったら「売り」注文をかけます。
これを「新規売り」という言い方をします。
思ったように値下がりしてきたら今度は「買い」注文で決済して利益を上げます。
ここでの「買い」注文は「決済買い」ということになります。
「買い」の通貨が値上がりしている→「売り」
これは「買い」の決済としての「売り」注文です。
通貨が上がりそうだと思ったら「買い」注文をかけます。「新規買い」ということになります。
十分に上がったところで、今度は「売り」注文で決済して利益を上げます。
この時の「売り」は「決済売り」と言います。
FXの「売り」「買い」はあくまで注文の名前
ここまで見てきて、FXの「売り」「買い」が、あなたのイメージとちょっと違ったかもしれません。
FXでは実際に売ったり買ったりすることはしません。
注文の方法にそういう名前が付いているだけなんですね。